六本木の猫、からのガウディ×井上雄彦展。






六本木ヒルズ。
今月24日まで開催されているイベントの一環でドラえもんだらけな六本木ヒルズの
建物周辺の光景は大人も子供も大にぎわいな雰囲気でした。
このドラえもんの展示も24日まで、それもまた名残惜しいと思いつつも、何かしらの
秘密道具を所持しているドラえもんの一人ひとりの姿?、バリエーションも豊かだし、
有名どころの秘密道具から『こんな秘密道具もあったなぁ』と急に思い出したものまで
色々あって、懐かしい雰囲気に。

…秦基博さんが主題歌を務めていると言う劇場版ドラえもんも気になる。

●ガウディ×井上雄彦。



そして、六本木ヒルズを訪れた目的は此方。
9月7日まで森美術館の森アーツセンターギャラリーにて開催されている展示イベント
『ガウディ×井上雄彦展』に足を運びました。

漫画家『井上雄彦』さんと言えば『SLAM DUNK』『バガボンド』『リアル』などの作品で
名前は伺っている方だし、建築家『アントニ・ガウディ』の独創的な建築デザインも
興味を示していました。
…中々行くタイミングがなく何時行こうかと悩んでいましたが、漸く今日行ってきました。

受付でチケット代を払い、高層階エレベーターで52階へと向かい、そして会場へ。
『アントニ・ガウディの生い立ち』『建築家としてのガウディ』『サグラダファミリア』、
実際の名称はこんな名称ではないけれど、フロアは3つに分けられていて、少年時代の
生い立ちから建築家の資格を得るまで、建築家として数々の設計に取りかかった事、
更にはガウディ氏を語る上で欠かせない存在『サグラダ・ファミリア』、その一つ一つを
知る事が出来ました。

以前テレビで観た事があったガウディ氏の特集では建築家としての活動や建造物の
サグラダ・ファミリアの事しか触れてなかった故に生い立ちの事は初めて知りました。
幼年期は『病を患っていて身体を思うように動かす事が出来ず、友達と遊ぶことも出来ずに
自然と触れ合う事の方が多かった。』、これは初めて知った事だったし驚きました。

そして建築家の資格を得て手掛ける建築デザインは直線的なものではなく曲線のものを
多用している事、これにも理由があり、自然界の動植物や海、空、風、森、岩など
あらゆる大自然の何かを建築デザインとして取り入れたものと実感。
確かに立体ものの展示を拝見しても直線的なものは殆ど無いと感じたし、流れるような
曲線を多用した建築デザインやインテリアのデザインは今もなお色褪せない魅力に
溢れているように感じました。
(『カサ・バトリョ』『カサ・ミラ』などの建造物。側面に猫の肉球のようなものがある
『カサ・カルベートベンチ』など。)

そして『サグラダ・ファミリア聖堂』、建築が開始されたのは1882年のこと。
独創的なデザインも去ることながら、建物の形も『さかさづり模型』の方法を用いて
しっかりした建物として計画。
ガウディ自身も設計を立てた時から生きているうちに完成させるのは不可能と思った程。
それでもガウディさんの亡くなった後もその意思を受け継いで作り続けられたと言う所も、ガウディさんの偉大さを知る。
(ガウディさん1人の力ではなく、ガウディさんを応援した『グエル』さんをはじめ
支えてくれている人達がいたからこそでもありますが。)

…アナウンスによれば今でも建設中のサグラダ・ファミリアは2026年に完成予定。
ガウディさんの果たせなかった夢、漸く完成へと向かっていますね。

でも完成した後の事も気にかけてしまう所でもあります。
完成したそれは…何十年後も何百年後もしっかりと根付いたり残っていてくれるものに
なるのかどうか、と。
その建築の為に沢山の人達が関わってきたり受け継がれてきたり、ガウディさんだけでなく
様々な人達の夢や魂でもあると言う事。
完成した後も完成した…で留めずにいることを願いたい。


ガウディさんの建築デザインも素晴らしかったけれど、漫画家の井上雄彦さんが手掛けた
ガウディさんの肖像や、和紙で手掛けた井上雄彦さんの作品も素晴らしかったです。

期間中に足を運んで、このイベントに駆け付けて良かった。
それにしても…本当に不思議な接点ですね。ガウディさんと井上雄彦さん。
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